銀河ライター河尻亨一さんが毎年開催している「カンヌ報告会」に参加してきました。

ゲストは河尻さんの他に、
キラメキの石井さん
博報堂の須田さん
SIX の灰色ハイジさん の3名です。

3時間にも渡って多数の動画を見たので、気になったものだけ上げていきます。
 

 
The Harvey Nichols 'Sorry I Spent It On Myself'
イギリスのデパートのCMで、数百円のいわば粗品を包装紙に包んで売り、バズらせたキャンペーンです。文化の違いがあるので、日本人には若干分かりにくいユーモアかもしれませんね。「つまらないものですが」と言いながら、本当につまらないものを渡すみたいなことらしいです。


 
Volvo Trucks - The Epic Split feat. Van Damme (Live Test 6)
本来BtoB商品であるトラックを、BtoCtoBという新しい構造の中で表現している部分が評価されたようです。これを真似した動画が多数投稿されました。エンヤの音楽が秀逸で、かっこいい音楽でも、無音声でもこんなにバズらなかったと河尻さんは分析していました。


Sweetie
児童ポルノというかなり重いテーマを、広告畑出身ではない人ががつくった問題作です。バーチャルなアバターがおとり捜査を行なうというもので、犯人の身元まで割り出して警察に差し出すところまでやります。広告がここまでやるのかという物議を醸し出しているわけです。須田さんは「やっていることは素晴らしいが、これは広告なのか?」と仰っていました。河尻さんは「ジャーナリズム+解決」と表現していましたね。



Sound of Honda - Ayrton Senna 1989 -
新しい広告の形を示した作品に与えられる、チタニウム部門でグランプリを受賞しています。何度見ても良いですね。25年前の企業データをこんな形で蘇らせることができるという気づきがあるし、企業の財産探しの可能性を再認識させてくれます。これを審査委員長は「レガシーをエモーショナルデータにした」と表現しています。世の中的にはビッグデータが流行っていますが、それをどう活用するかが難しいわけで、この作品はその難題に対する一つの答えを出していますね。
 


Anz GayTMS - Cannes Lions 2014
ゲイのお祭りマルディグラのスポンサーである銀行のキャンペーンです。ATMをGAYTMにしてしまうという、それだけのキャンペーンです(笑)うん、そうですね、awesomeですねw



"The Protection Ad" by Nivea
サンプロテクションの雑誌にリストバンドを付属し、それを付けた子供が指定範囲外に出ると、スマホアプリで知らせてくれるというもの。子供がどこかに行ってしまうのは外出時だから、サンプロテクションとも親和性は高いですよね。ビーチで子供が心配という特殊な状況を見つけたのが素晴らしいです。こういう“企画”をつくれる力っていうのが大切なんです。



MOTHER BOOK
ヘルスケア部門で受賞した作品。母親、子供ネタは強いですね。この作品から学べるのは、グラフィカルなものでもムービーをつくらなければ伝わらないということです。



RICE CODE
博報堂の須田さんチームの作品です。まず本プロジェクトは業務ではなく自主開発だそうです。手作り感溢れる雰囲気が、逆に親しみやすくなって良かったと仰っていました。課題意識としては、せっかく田んぼを見に来てくれたのだから、お米を買って欲しいという思いがあり、たんぼアートという既存のものにスマホを組み合わせたそうです。


  
Vania Heymann: Bob Dylan 'Like a Rolling Stone'
ハイジさんお勧めの作品。ボブディランの曲に合わせて18パターンのリップシンクが流れるというだけのインタラクティブMVです(笑)とりあえず笑えるので、紹介しておきましょう。


その他の作品はこちらからチェック!

ということで来年のカンヌも楽しみです。