こちらの動画を見て、ミッドタウンで開催中の「窓学“WINDOW SCAPE”展」に行ってきました。
 
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個人的な話ですが、「窓」と言われると アンネ・フランクを思い出します。

ユダヤ人狩りが行なわれる1940年代のドイツで、
約2年もの間 隠れ家での生活を強いられていたアンネ・フランク。

以前 その隠れ家を訪れたことがあるのですが、誰にも見つからないように
カーテンは閉め切られ、真昼にも関わらず部屋は薄暗くなっていました。

その中でも唯一外の景色を眺められたのが、屋根裏部屋の窓。
屋根裏部屋には登れませんでしたが、窓から光がこぼれていた様子を今でもはっきり覚えています。

アンネにとっての窓は「希望」だったのではないでしょうか。

太陽の光と雲ひとつない空があって、それを眺めていられるかぎり、どうして悲しくなれるというの?
 
As long as this exists, this sunshine and this cloudless sky, and as long as I can enjoy it, how can I be sad?
 
アンネの日記

今回の展覧会「WINDOW SCAPE」とアンネに直接の関係はありませんが、
内と外をつなぐ窓の特別な性質を、もう一度考えさせられる話でした。

「窓学」

なんだかハマりそうな学問です 笑

窓はふるまい(behavior)に満ちている。
光、風、熱などの自然を引き寄せ、人々を呼び寄せ、
憩いと潤いと安息をあたえる。
文化、都市そして社会を生成させる「ふるまい」そのものなのだ。
窓とは、たゆたう時間の堆積の中で、
人間の生の位置づけるものとも言えるだろう。
 
ー塚本由晴[建築家]『WindowScape窓のふるまい学』(フィルムアート社、2010)